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2022.05.30 お役立ち情報

住宅ローンの「団信」とは? 費用や選び方について解説

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住宅購入で住宅ローンを組む際によく話題になるキーワード「団信」。団信は正式には「団体信用生命保険」といい、住宅ローンの契約者に万が一のことがあった時、残された家や家族を守ることにつながる保険です。今回のコラムでは、団信の内容や種類、選ぶ際のポイントなどについて解説します。

団信とは何か

団信(団体信用生命保険)は、住宅ローンの返済中、契約者が病気による死亡や高度障害に陥った時、保険金により住宅ローンの残高がゼロになる保険です。完済された後は、住宅ローンの支払いは発生しません。住宅ローンを契約する場合は、ほぼ必ずといっていい割合で金融機関から団信への加入を求められます。

団信は加入の際、申込書の健康を告知しなければなりません。その内容によっては加入できない場合もあり、持病等の理由で団信に加入できなければ、住宅ローンを利用することもできなくなります。その場合は、引受条件の緩いワイド団信へ加入するか、団信の加入を条件としない住宅ローンを選ぶ方法があります。例えば独立行政法人住宅金融支援機構が提供する「フラット35」は、全期間固定金利の住宅ローンで、団信の加入を要件としていないため、団信に加入できない人でも住宅ローンを利用できます。

団信は追加料金を払わずに加入できることも特徴です。団信はほとんどの場合において保険料が金利に上乗せされているため、追加の保険料は発生しません。また、金融機関によっては所定の団信に加入することで、住宅ローンの金利が優遇されるケースもあります。

団信の種類と費用

団信は契約者が病気による死亡、または所定の高度障害状態に陥った時に、住宅ローン残高が完済される仕組みです。しかし近年では、医療技術の進歩で治療できる病気が増え、死亡リスクが下がってきました。その分、ローンの返済が困難になるケースも多岐にわたります。

そのため、さまざまな特約が付いた団信が登場しています。例えば、がん・脳卒中・急性心筋梗塞に該当した際に保険金が支払われる「三大疾病保証付き団信」。三大疾病に高血圧症、糖尿病、肝硬変、慢性腎不全、慢性膵炎といった生活習慣病を含む5つの病気が加わった「八大疾病保証付き団信」。さらに連帯債務者である夫婦2人で加入できる「夫婦連生団信」などがあります。

では、団信の費用はどれくらいになるのでしょうか? 団信の保険料は、基本的に住宅ローンの金利に含まれます。そこに上記にあげたような特約を付加すると、年間0.3%ほどの金利が住宅ローンに上乗せされることになります。しかし、保障の対象を死亡や高度障害状態のみに限れば、金利の上乗せなしで加入できるケースが多いです。

団信を選ぶポイント

団信を選ぶ際のポイントについて解説します。団信の契約ができるのは、住宅ローンを借り入れる際と、借り換えする際の二通りのみです。住宅ローンの借り入れ後に加入することは基本的にできません。また、借入後に中途で追加できることもありますが、健康状態によってはそれもかなわない場合があるため、未加入の決断は慎重に検討した方が良いでしょう。

契約の際は、保障内容が十分であるかどうかを吟味しましょう。一般的には死亡や高度障害状態となった時が団信の保障対象ですが、病気や怪我により労働が難しくなった場合も、収入が不足し、ローンが払えないケースがあります。そうなった際に大切な自宅を手放さないで済むよう、幅広い保障が付いた特約付きの団信も検討しておくべきでしょう。

保険金が支払われやすいかどうかも大切です。金融機関によっては同一の内容でも保険金を受け取るタイミングや条件が異なるケースがあります。また、団信には免責事項が定められています。免責事項に該当した場合は保険金が支払われないため、よく確認しておきましょう。

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