住まいのお役立ちコラム

2020.10.15 お役立ち情報

住宅で使われる鉄骨造について

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鉄筋コンクリート造と鉄骨造の建物

住宅は木造建築が一般的です。
古来培われてきた技と道具、日本の気候にあった構法が木造建築を大きく発展させました。
明治以降に、西洋から取り入れられた鉄筋コンクリート造と鉄骨造があります。
一般的な住宅ではあまり使われませんが、公共施設や商業施設ではよく使われます。
今回は木造以外の、鉄筋コンクリート造と鉄骨造について解説致します。

火災や地震に強い鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリート造はRC造とも呼ばれます。コンクリートと鉄筋でできた建物は、火災や地震に強く、公共建築や中規模の建物に広く使われています。
鉄筋コンクリート造はコンクリートと鉄筋が一体となって建物を支える構造です。コンクリートは建物の重さなどを支え、鉄筋が地震や振動、風などで生じる引力力を負担します。この組み合わせがとても合理的で、世界中で使われている構法です。丈夫に作るには専門の構造計算が必要です。

工事では、現場で鉄筋を配置して型枠を組み、コンクリートを流し込みます(打設と呼びます)。
打設は鉄筋コンクリート構造を作る上で最も大切な作業です。
コンクリートを打設し、硬化して十分な強度が出るまでは数日か掛かります。
鉄筋コンクリート造の建物の工事期間が長くなる要因でもあります。
一般住宅にも建物の「基礎」部分に鉄筋コンクリート造が使われています。
上物をしっかり支えるための基礎は、しっかりしとした鉄筋コンクリート構造の基礎で支えられています。
基礎の役割は建物の重量を支え、局所的な不等沈下を防止する役割があります。
さらに上物はリフォームなどで修繕できますが、基礎はそう簡単に修繕ができません。
建物の寿命が来るその日まで、しっかりと支えることができる丈夫さも必要になります。

大規模建築に適した鉄骨造

鉄骨造は木造に比べて柱と柱の間隔を大きく取ることができます。開放的な空間を作ることができ、広い空間を必要とする体育館や商業施設で多く使われる構法です。工期も、柱や梁の材料を工場で加工するので、鉄筋コンクリート造に比べて短い工期で作ることができます。
住宅で使われる鉄骨造は「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」に分けられます。
重量鉄骨造は、体育館や商業ビルで使われる一般的な鉄骨造です。鉄骨造の特徴である、開放的な空間、柱のない大空間、複雑な形状を実現できるので、規模の大きな住宅やデザイナーズ住宅に取り入れられています。建物一つずつに専門の構造設計が入ります。

軽量鉄骨造は、使われる鋼材が重量鉄骨造とは形状が異なり厚さが薄くなります。
イメージとして、木造と重量鉄骨造の中間的な構造です。
小規模の住宅やハウスメーカー系のプレハブ住宅に採用されています。
特にプレハブ住宅では、工期が短くでき、性能に対してコストを抑えることができます。

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