住まいのお役立ちコラム

2020.10.29 お役立ち情報

木造住宅の現場の流れ

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日本で一番多く建てられているのは木造住宅です。
日本の気候風土に合い、古くから使われているので技術の蓄積も十分にあります。
個人で営業している小さな工務店から、全国展開のハウスメーカーまで、細かな仕様や工事方法は違いますが、木造住宅の現場の流れは大きく変わりません。
今回は木造住宅の現場の流れをご紹介します。

在来軸組構法の現場の流れ

木造住宅でもっとも多く建てられている、在来軸組構法の現場の流れをご紹介します。
在来軸組工法は、柱や梁、土台などの骨組みに、横揺れに抵抗する筋交いを組み込んだ構法です。
工事期間は基礎作りから建物の完成まで4~6ヶ月程度です。
その間に基礎や建方、外装や内装仕上げ工事まで様々な職人と協力して作り上げていきます。

基礎作り

建物の土台となる、基礎を作ります。基礎の完成まで1ヶ月程度かかります。
整備された土地に、鉄筋コンクリート製の基礎を作っていきます。
基礎の形や鉄筋の数は建物の仕様により異なります。
基礎はもっとも大切な作業で、建物の形状や配置、外構なども考慮して作っていく必要があります。

建方

建方は木造建築のハイライトです。たくさんの職人さんが掛け声よく、柱や梁を組み合わせて家の骨組みを作り上げます。
基礎に土台を敷き、柱を立て、梁を渡していきます。
小屋を組んで棟木を乗せたら完成です。
棟上げまで早くて1日。大きな建物では2~3日かかるときもあります。
使う材料は前もって加工場で加工しておきます。
この作業を「刻み」といい基礎作りと平行して行われます。
コスト削減のため、現在は工場で完全機械加工するプレカットが主流です。
しかし、機械で加工できない大きな部材、複雑な形状は今でも大工さんの手で加工されます。

屋根工事

棟上げをしたら、雨が降らないうちに屋根を掛けます。
建方から屋根の防水紙(ルーフィングと言います)を貼るまでが一連の流れになっています。
屋根を掛けておけば、多少雨が降っても材料をぬらすことがありません。
屋根材の葺き終わりまでに半月ほどかかります。

外装工事

屋根を葺き終えたら、外回りの窓や外壁の下地工事に取りかかります。
屋根が掛かっているので多少の雨でも止まらずに作業ができます。
ここまで来ると、外見がかなり「家らしく」なります。

仕上げ工事

外装の下地が終わると、外装の仕上げ工事と室内の工事が同時に進んでいきます。
床や天井、壁の下地工事を行います。
一緒に隠れてしまう電気配線や水道の配管工事なども行います。
スイッチやコンセント、照明器具の位置は仕上げ材で隠れてしまう前に確認を行います。
最後は内装造作工事を行い完成を目指します。
床板や壁、階段、ドアを取り付けて大工さんの工事は終わります。
クロスや設備機器を取り付ける仕上げ職人にバトンタッチします。
建て方から完成まで、3~5ヶ月程度です。

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