住まいのお役立ちコラム

2020.11.26 お役立ち情報

矩計図で家が建つ

新築一戸建岡山

住宅の図面の中にはたくさんの種類があります。
平面図や立面図、部分詳細図など、すべてをまとめると「本」と呼ぶのにふさわしい枚数になります。
たくさんある図面の一つに矩計図(かなばかりず)があります。

矩計図は、建物を切断して、基礎から屋根に至るまでの詳細な情報を書き込んだ図面です。
各部の寸法や納まりを細かく記載しています。

矩計図は、仕様や納まりが決まらないと作図できません。
しっかりとした矩計図があればキチンとした工事ができます。

矩計図の役割

昨今は住まいの「質」が重要になってきました。矩計図は、住宅の品質がどのように建物に反映されているかを具体的に示した図面です。
矩計図は建物の基礎から土台、柱、梁、屋根、外壁、室内の高さから天井裏の空間まで。ありとあらゆる情報が書き込んであります。
図面は1/20もしくは1/30の縮尺で書かれます。

矩計図は家の品質がどのようになっているかを、図面上で具体的に示しています。
構造に使われる土台や柱、梁などの寸法や使う材料などが具体的に記載されています。
外壁や屋根、軒裏の仕上げ方法も書かれています。
外壁や軒裏は、隣家が火事になったときに類焼を防ぐ重要な役割をします。
特に、防火(準防火)地域や法22条地域は類焼を防ぐためにより厳しい決まり事があります。
それらの決まり事を守り、納まりがキチンとなっているかの判断になります。
このように矩計図にはたくさんの情報が記載されており、矩計図があるから家が建つとまで言われます。

矩計図のチェックポイント

読むのが難しい矩計図ですが、いくつかのポイントを押さえて理解してみましょう。
わからないことがあれば設計者に聞くことも大切です。

1.階段の勾配
階段の勾配は「安全に暮らせるか」という点で重要なチェックポイントです。
住宅性能表示制度では、「高齢者等への配慮に関すること」という項目で、階段の基準が設けられています。緩やかな階段であれば、高齢者でも安全に暮らすことができるという一つの目安になります。
具体的には階段の勾配と、蹴上げと踏面の割合が一定以下である必要があります。

2.壁・床・天井の断熱材
高気密・高断熱住宅が推奨・普及されると断熱材の種類や厚み、性能が重要になってきます。
矩計図で壁や床、天井の断熱材を確認しておきましょう。
断熱材の種類や厚み、性能は、どの基準を取り入れるかで異なります。
大切なのは必要な断熱性能が確保できるような断熱材が使われているかを確認することです。

3.小屋裏、床下の点検方法
小屋裏や床下はめったに使いませんが、定期的に点検する必要があります。
小屋裏や床下が点検できるかを確認しておきます。
どこから入れば良いか、どこまで点検できるかはしっかり確認しておきましょう。

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